先送り、ダメ!絶対。
「今頃になって、何やってるの??!!!信じられない…今まで何やってたの??!!!」
(いやいや、私もそう思う。そんなにエキサイトしなくても…。
怖いんだけど…( ;∀;))
「姉ちゃん、馬鹿じゃねぇの(笑)」
(覚えてろよ怒!なんで弟のお前にそんなに馬鹿にされなきゃいけないの!!)
「…」
(おとうさ~ん、助けて、手伝って~(´;ω;`))
母の怒号、弟の嘲笑、父の沈黙…、
夏休み、最終週の日曜日の我が家の光景です。
泣きながら、家族の手を借りて美術の宿題である貼り絵に挑む私。
小学校6年生の夏休みのことでした。
算数や漢字のドリルはやれば終わります。
読書感想文は、課題図書を読んで感想を書くだけだから楽勝。
自由研究は、何をやるかは決まった!まゆちゃんと一緒にやろうって約束したから。
最初に終わらせちゃおう。
日記は、毎日書けばいいんでしょ?お天気覚えてなかったら、新聞見ればいいじゃん。
宿題なんて、ホント楽よね♪
と思いながら、夏休み最後の日曜日の夜に
サライをBGMに最後の最後まで手を付けられなかった
貼り絵の宿題に悪戦苦闘する始末。
家族の怒号、嘲笑を一身に受けつつ号泣しながら。
なぜか、最後まで貼り絵に手が付けられなかったのです。
何をやればよいか決まっていない、構図も自由という点が
他の宿題とは違ってハードルが高かったように思います。
だから、先送りしてしまっていました。
その性格は今も、泣きながら貼り絵に挑んだ何十年前から変わっていないようです。
悲しいことに「好きにやりなさい。自分の好きに。」と言われることが怖いんです。
今の時代を生き抜くには、残念過ぎるこの性格。
今もなお、その傾向があるようです。
気が重いことを一番先にやろう。先送りは、ダメ、絶対!
未だにサライを聴くと、胸が痛みます。